お知らせ

役職員処分の件

ソウル支局長を務めた外信部次長2人が支局長在任中に、本社から日本円で毎月送金される運営資金を韓国通貨のウォンに両替した際、実際より低い交換レートで会計報告をして為替差益をためこみ、私的に流用していたことが判明しました。得ていた差益額は計約6千万円に上ります。本日、この2人を懲戒解雇とし、当時の外信部長、財務部長ら4人も戒告処分としました。懲戒の規定が適用されない水谷亨社長ら役員、元役員計5人は報酬の一部を返上します。なお2人は、社が経費と認めた一部を除く計約5780万円を既に返還しました。警察への被害届は出さない方針です。再発防止策の一環として、近く社内にガバナンス室を新設します。

共同通信社は「悪質な不正行為で、着服額も極めて多く、重い処分が相当と判断しました。これまで以上に職員の規範意識を高め、社のガバナンス強化に努めてまいります」としています。

懲戒処分の理由は次の通りです。

2012年4月~18年2月までソウル支局長を務めた外信部次長は、本社から毎月送金される運営資金をウォンに両替した際、実際より低い交換レートで会計報告をして、差益約3230万円を得ていました。後任支局長だった外信部次長は18年2月から22年8月に、同様の手法で差益約2780万円を得ました。元外信部長と前外信部長は、部下への管理監督を怠り、元財務部長と前財務部長は、十分に職責を果たしませんでした。

                                    以 上