お知らせ

独自のプログラムで制作したアプリやロボットなどを競う「2023年度 全国選抜小学生プログラミング大会」が3月3日、東京の品川インターシティホールで開かれ、グランプリの文部科学大臣賞に宮崎県代表の上田蒼大君（宮崎市立江平小５年）が選ばれました。

上田君は、自身が特定の状況で声が出せなくなる症状を抱えており、生成人工知能（AI）を活用し、人間の代わりに意思を伝えてくれるアプリを開発しました。飲食店で注文するなど日常生活の場面に応じた会話文を作成して読み上げます。筆談より素早く、ジェスチャーより正確な意思伝達を目指しました。

審査員長の平井聡一郎さん（情報通信総合研究所特別研究員）は「同じような困り事を抱えている人の未来を切り開くテクノロジーになった」と評しました。

準グランプリは、栃木県代表の大塚陽葵さん（那須塩原市立黒磯小2年）さんが受賞。あいおいニッセイ同和損保賞は秋田県代表の長谷川衣梨さん（北秋田市立鷹巣小5年）、アイティフォー賞は神奈川県代表の三沢康太郎君（横浜市立西寺尾第二小3年）、LINEヤフー賞は富山県代表の立塚悠馬君（入善町立飯野小4年）がそれぞれ選ばれました。

河野太郎デジタル相は動画メッセージを寄せ、「皆さんの発想は大人の常識を乗り越える」と話しました。

大会は共同通信社と加盟する新聞社でつくる全国新聞社事業協議会が主催し、今回が４回目です。テーマは「みんなのみらい」で、全国から1034組の応募があり、地方大会を勝ち抜いた代表46組が出場しました。

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公式ホームページ https://zsjk.jp/