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未来へつなぐ 東日本大震災から10年

 汐留メディアタワー1階フォトオアシスで、3月上旬から東日本大震災から10年となる企画展を開催しています。

 悪夢のようなあの日から10年-。目を閉じると、あの時、あの瞬間の光景が今も鮮明によみがえります。2011年3月11日午後2時46分。三陸沖で発生したマグニチュード9.0の巨大地震、大津波は、人々の命、生活を奪い去り、価値観さえも変えてしまいました。東北地方を中心に死者は1万5899人、行方不明者は2527人、震災関連死は3772人(21年2月現在)に上ります。失われた家族や友人らを思い、悼み、祈る日々はいつまでも終わることはありません。東京電力福島第1原発事故は安全神話を崩壊させ、周辺住民の多くが現在も不自由な避難生活を強いられています。あの日を経験したそれぞれが心に負った傷は深く、たとえ年月が過ぎようとも、消えることはないかもしれません。
 しかし、がれきの中でつながれた若い命の成長ぶり、少しずつ復興してきた街の様子は、時の流れを感じさせるだけでなく、人間には苦難を克服し未来へと希望を見いだす強い回復力があることを教えてくれます。ニュースアート委員会は、この10年を振り返る写真やグラフィックスとともに、前を向いて生きる人々の姿を展示します。次の10年、20年へと思いをはせる機会となってほしいという願いを込めて。

(ニュースアート委員会)

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