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生きて、繋いで  -被爆三世の家族写真-

 汐留メディアタワー3階ギャラリーウオークで、7月4日(土)~9月7日(月)まで、写真展「生きて、繋(つな)いで -被爆三世の家族写真-」を開催します。
 主催の堂畝紘子(どううね・ひろこ)さんは、被爆3世とその家族の撮影を続け、広島・長崎をはじめ各地で写真展を開催しています。ギャラリーウオークでは2018年5月に初の東京での個展を開催し、今回は2度目の展示になります。


~堂畝紘子さんより~

"家族だから、聞けることもある"
"家族だから、聞けないことがある"

原爆投下から75年。
被爆者の祖父母から実体験を直接聞ける最後の世代である私たちは、家族が体験した記憶をどう受け止め、次の世代に何を伝えていけば良いのだろうか。

「おじいちゃん・おばあちゃんの被爆体験を聞かせてほしい。」
孫の言葉に、応える被爆者。

「語りたくない。」
と、口を閉ざす被爆者。

語らぬまま、他界していく被爆者――。

被爆者高齢化が進む中、被爆・戦争体験と向き合う家族の現状を、被爆3世へとつながった命の記録とともに視覚化する。

これからを考える、ひとつのきっかけにしていただきたい写真展です。


-プロフィル-

1982年 広島市生まれ。高校卒業と同時に写真を始め、東京で人物撮影を学ぶ。
2000年 「太平洋戦争の国内戦跡」「源平史跡・伝承地」の記録撮影を開始。
2011年 東京電力福島第1原発事故を機に帰郷。
2013年 カメラマンとして独立。出張撮影専門「こはる写真館」(広島市)を開業。
2015年 「被爆三世の家族写真」撮影・展示活動を開始。「被爆三世 これからの私たちはproject」を立ち上げる。
2018年  西日本豪雨で被災。
2020年 被災記録写真「梛子と生きる」が、日本リアリズム写真集団全国公募写真展で視点奨励賞受賞。
アナログ作品はモノクロ銀塩写真にこだわり、撮影から自宅暗室での現像・プリントまでを一貫して自身で行っている。
写真展「生きて、繋いで」はこれまでに、広島・長崎を中心に30回開催。引き続き、全国各地での展示を計画している。

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