汐留メディアタワー３階ギャラリーウオークで、９月30日（金）から10月28日（金）までの約１カ月間「第10回しおどめ発　世相漫画展　共同通信配信」を開催します。

～イラスト室より～
　第１回展は2006年10月に開き、ほぼ毎秋開催している。政治、社会を風刺する１こま漫画「世相漫画」は、1974年から新聞休刊日を除き毎日１作品を契約する新聞社へ配信している。
　現在、担当する漫画家は６人。あらい太朗さん、小菅りや子さん、はざま隆治さん、松沢秀和さん、松島りつこさん、横田吉昭さんが笑いと批評、批判性を織り交ぜ紙面にアクセントを作る。年齢は40代から60代と幅広く、世代によって見方も変わる。
　展示作品は、例年通り１年間の世相漫画から、１人６作品計36作品を自薦する。漫画家が共作する大型漫画は、昨年評判となった仮想新聞「世相漫画新聞」を進化させる。政治、社会、家庭、芸能、広告、スポーツ紙、４こま漫画などの面を想定した紙面を漫画に置き換える。これをコラージュ風に仕立て、新聞見開きサイズの作品にする。１年間、安倍首相の安保法、改憲、日中韓問題、普天間移設辺野古埋め立て、原発再稼働、参院選、米大統領選、パリ同時・ベルギーテロなど権力者を強力に風刺する漫画になったはず。１こま漫画の楽しさと同時に、強さも味わって欲しい。
　11年10月からは世相漫画を約10秒の短いアニメにした「動く世相漫画」を漫画家トシヒコさんが制作し、「47ＮＥＷＳ」と「ＮＥＷＳｍａｒｔ」に隔週でアップ。この中から３作品を選び、コマ割りした作品も展示する。