地域活性化に取り組む団体を支援しようと、全国の地方新聞社と共同通信社が
設けた「地域再生大賞」の第４回受賞団体が２５日決定しました。大賞（副賞１
００万円）は福岡の「はやめ南人情ネットワーク」、準大賞（同３０万円）は群
馬の「大戸診療所」と岡山の「西粟倉・森の学校」が受賞しました。２月７日に
東京都内で表彰式を開きます。
　都道府県から原則１団体ずつ選出した５０団体を審査。大賞のはやめ南人情ネッ
トワークは、高齢者の徘徊を町ぐるみで見守る体制を構築し、小学校から事業者
まで、幅広い組織や年代層が活動を支える点が評価されました。
　準大賞の大戸診療所は、住民自らが出資して設立、地域の医療を守る取り組みに
支持が集まりました。西粟倉・森の学校は、若者も参加して木材を生かした新産
業づくりを目指す試みが認められました。
　ブロック賞（同１０万円）は、北海道・東北が「果夢林ショップ運営協議会」
（北海道）、関東・甲信越は「くらし協同館なかよし」（茨城）、東海・北陸は
「丸岡文化財団」（福井）、近畿は「山王自治会」（兵庫）、中国・四国は「プ
ロジェクトゆうあい」（島根）に決定しました。九州・沖縄は見送られました。
　
　地域再生大賞とは：地方の疲弊をはね返そうと取り組む団体を、地方新聞社と
共同通信社のネットワークで取り上げ、エールを送ろうと、２０１０年度に設け
ました。地方新聞４５紙と共同通信社が計５０団体を推薦、専門家による選考委
員会が審査にあたります。

　「第４回地域再生大賞」は、次の企業、省庁、団体が協賛、後援しています。
　▽協賛　住友化学、日本取引所グループ、東日本高速道路、三井住友海上火災保険、ゆうちょ銀行。
　▽特別協力　全日本空輸。
　▽後援　環境省、厚生労働省、国土交通省、全国市長会、全国知事会、全国町村会、総務省、内閣府、農林水産省、文部科学省（五十音順）。