1. トップ
  2. 「報道と読者」委員会
  3. 2013年開催分

「報道と読者」委員会

最新の会議日誌

第57回会議(五輪招致、消費税)

共同通信社の第三者機関「報道と読者」委員会の第57回会議が10月19日開かれ、3人の委員が「五輪招致報道」と「消費税報道」をテーマに議論した。五輪招致報道で弁護士の神田安積(かんだ・あさか)氏は、安倍晋三首相が状況はコントロールされていると述べた東京電力福島第1原発の汚染水漏れ問題の継続的な報道を要望。介護・暮らしジャーナリストの太田差恵子(おおた・さえこ)氏は、五輪開催で被災地復興に支障が出ないか検証を求めた。消費税報道に関し、京都大大学院教育学研究科准教授の佐藤卓己(さとう・たくみ)氏は日本社会の在り方と税制は不可分と指摘、議論の必要性を強調した。

続きを読む

第56回会議(介護・認知症、子育て・少子化、就活・雇用、生活保護・障害者)

 「介護・認知症」「子育て・少子化」「就活・雇用」「生活保護・障害者」をテーマに議論。介護・認知症については、介護・暮らしジャーナリストの太田差恵子(おおた・さえこ)氏は「介護の問題は、皆さん真っ白な状態で直面する。基礎の基礎が必要だ」と述べた上で、事例を入れるなど分かりやすく読みやすい記事にするよう求めた。子育て・少子化では、弁護士の神田安積(かんだ・あさか)氏が「男性より女性に偏っていた子育ての負担を、男性や社会がどのように分かち合うかが問題」と指摘した。男性が遅くまで働く労働環境を変えるべきだとの観点で報じてほしいと要望した。

続きを読む

第55回会議(衆院選と安倍政権、スポーツと暴力)

 「衆院選と安倍政権」「スポーツと暴力」をテーマに議論。京都大大学院教育学研究科准教授の佐藤卓己(さとう・たくみ)氏は衆院選報道に関し「争点を明らかにする機能を十分に発揮できなかったのではないか。さまざまな問題を総花的に取り上げてはいるが、大きな対立軸が見えなかった」と話した。弁護士の神田安積 (かんだ・あさか) 氏は「夏の参院選で安倍政権が勝てば、憲法改正が大きな政治課題になってくる」として、改憲問題を積極的に取り上げていく必要性を指摘した。

続きを読む

ページ先頭へ戻る