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「報道と読者」委員会

最新の会議日誌

第47回会議(尖閣問題をめぐる日中関係報道、円高・経済報道の視点)

 「尖閣問題をめぐる日中関係報道」と「円高・経済報道の視点」をテーマに議論。東大大学院情報学環教授の姜尚中氏は、尖閣諸島付近で起きた中国漁船衝突事件の映像が動画サイト「ユーチューブ」で流出したことに関して「もし映像が共同通信に持ち込まれたらどうするのか」と報道機関としての対応を問題提起。弁護士の小町谷育子氏は「国家公務員の守秘義務、情報公開の外交上の支障などをもっと整理して報じる必要があった」と指摘した。

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衝突場面とみられる映像

第46回会議(厚生労働省元局長無罪と大阪地検特捜部の証拠改ざん隠ぺい事件、民主党代表選)

 「厚生労働省元局長無罪と大阪地検特捜部の証拠改ざん隠ぺい事件」や「民主党代表選」をテーマに議論。東大大学院情報学環教授の姜尚中氏は、事件報道について「(捜査当局の)発表に依拠せざるを得ないという限界がある気がする」と問題提起。元局長の部下が取り調べの状況などを記録した「被疑者ノート」に関する記事は「心境の変化が時系列で分かった」と評価した。

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首相に拍手を送る小沢氏(民主党代表選)

第45回会議(普天間移設問題と日米安保50年、事件報道ガイドライン実施後の報道)

 「普天間移設問題と日米安保50年」と、共同通信が裁判員制度施行に先立ち"犯人視報道"しない工夫を定めた「事件報道のガイドライン」の運用状況をテーマに議論した。東大大学院情報学環教授の姜尚中氏は、米軍普天間飛行場の移設をめぐり「抑止力という言葉が独り歩きしている。軍事専門家も含めもっと具体的に検討しても良かったのではないか」と問題提起した。

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第44回会議(日米密約報道、トヨタ自動車のリコール問題)

 「日米密約報道」と「トヨタ自動車のリコール問題」をテーマに議論した。東大大学院情報学環教授の姜尚中氏は、密約を調査した外務省の有識者委員会について「委員の選任過程がよく分からない」と指摘。弁護士の小町谷育子氏も「委員会の性質があいまいなまま報道されている」と検証を求めた。

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トヨタ問題を報じる米各紙

第43回会議(政治とカネ、日本航空の破綻)

 「政治とカネ」と「日本航空の破綻」をめぐる報道について議論した。日航破綻の報道では、弁護士の小町谷育子氏が「なぜこんなに業績が悪く、しかも改善できなかったかという点で記事はよくまとまっていた」と話し、同志社大経済学部教授の橘木俊詔氏は「地方空港が次々に造られ、政治家がからんだ問題などをもっと掘り下げてほしい」と強調した。

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頭下げる日本航空西松前社長

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