【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のフクダ事務局長特別顧問(新型インフルエンザ担当)は11日の記者会見で、新型インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)が最盛期を過ぎたかどうかを検討するため、事務局長の諮問機関である「緊急委員会」の会合を月内に開催する方針を明らかにした。
WHOは昨年6月、豚のインフルエンザウイルスに由来する現在の新型ウイルスの警戒水準を最高位の「6」に引き上げて大流行を認定。その後、同水準を据え置いてきた。緊急委が最盛期が過ぎたと結論づければ、チャン事務局長が新型の流行は「ポスト最盛期に入った」と峠越えを宣言する見通しだ。
新型によるこれまでの確認死者数は世界で少なくとも1万5174人。感染が確認されていない死者も含めた実際の犠牲者数はこれを大きく上回るとみられている。
しかしWHOは欧米諸国や日本を含む東アジアなど北半球の多くの地域でウイルスの活動は既に低下傾向にあると分析している。
(02/11)
新型インフルエンザワクチンが入った注射器。奥はワクチンの箱=10月19日午前、甲府市