平野博文官房長官は1日夜、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し、仲井真弘多沖縄県知事と都内で会談した。平野氏は、キャンプ・シュワブ陸上部(名護市)にヘリコプター部隊を暫定的に移し、最終的に沖縄本島東岸の勝連半島沖合埋め立てによる人工島か、鹿児島県・徳之島に移設する案を米側に打診している状況を説明、理解を求めた。
仲井真氏はシュワブ陸上案、勝連半島沖埋め立ての両案に反対する考えを伝えたとみられる。会談で平野氏は「政府案を決めればきちんと説明する」と言明。仲井真氏は「県外という公約通りにしっかり取り組んでほしい」と求めた。
会談後、仲井真氏は記者団に「『最終案があるなら沖縄にも説明してほしい』と言ったが、そういう状況ではなかった」と述べた。会談は前半、2人で行い後半は滝野欣弥官房副長官や又吉進知事公室長らが同席した。
一方、鳩山由紀夫首相は1日夕、社民党が政府の移設案に反発していることに関連して「連立政権なのだから必ず理解は得られると信頼している」と述べ、最終的な容認に期待感を表明した。官邸で記者団に語った。
社民党が反発しても今後、協議を進める考えを示した発言。
(2010年4月 2日)
初閣議を終え、記念写真に納まる鳩山由紀夫首相(前列中央)と閣僚ら=9月16日午後10時40分、首相官邸