【ワシントン共同】オバマ米大統領は5日、米紙ニューヨーク・タイムズとのインタビューで、米国が核拡散防止条約(NPT)を順守する非核保有国に対しては、自衛のためであっても核兵器を使用しないとの考え方を示した。冷戦期以来あいまいだった核使用目的について大幅限定するオバマ氏の核戦略の方針転換が鮮明になった。北朝鮮やイランなどの核開発国は「例外」として核使用の余地を残した。
6日公表予定の核戦略指針「核体制の見直し」(NPR)に盛り込まれる。
オバマ氏は新戦略に基づいても米国への脅威が通常兵器で抑止できるとして、非核国が生物・化学兵器で攻撃を仕掛けても対抗できると強調。「核兵器の重要性を減じる方向に向かっていく」と語った。
ブッシュ前政権時代の2002年のNPRでは核戦力、生物・化学兵器を含む大量破壊兵器の幅広い脅威への対抗手段と位置付けられていた。報道によると、新NPRは米国による新たな核兵器開発の停止を表明。他国の核に対する抑止力を、核保有の「根本的な目的」とする。
(2010年4月 6日)
4月9日、北朝鮮の最高人民会議に出席した金正日総書記の様子を伝える映像(共同)
朝鮮中央テレビが放映した北朝鮮から発射されるミサイル(AP=共同)
試験通信衛星「光明星2号」の打ち上げ成功を祝い、約10万人が集まった平壌市民大会=4月8日、平壌市内の金日成広場(共同)