釈放決定を受け、記者会見するロバート・パク氏=5日、平壌市内(共同)
【平壌、北京共同】北朝鮮は5日、中国との国境から昨年12月下旬に不法入国したとして拘束していた米国の人権活動家、ロバート・パク氏を釈放することにしたと朝鮮中央通信を通じ明らかにした。釈放理由については、パク氏が「罪を認め深く反省している点を考慮」したとしている。
釈放決定を受け、パク氏は同通信と会見、「(北朝鮮の)人権侵害や大虐殺、宗教弾圧などを伝える米国をはじめ西側の虚偽宣伝の影響で誤った認識を抱くようになったが、実際は人権を尊重しており、信仰の自由も保障されていた」とした上で、「心から反省し謝罪する」と述べた。
北朝鮮は昨年3月、中朝国境を取材中の米テレビ局の女性記者2人を拘束、裁判で有罪判決を下した後、同年8月に訪朝したクリントン元米大統領と金正日総書記の会談を通じ釈放した。キリスト教系の団体に所属するパク氏の処遇は、米国との政治的駆け引きになじまないとして釈放を決めた可能性がある。
北朝鮮は1月下旬にも、中国との国境から不法入国した米国人男性1人を拘束したと明らかにしているが、この男性とパク氏との関係や、現在の拘束状況は不明。
(2010年2月 5日)
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