【北京共同】「人民がまだトウモロコシ飯を食べていることに最も心が痛む」。北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は1日の論評で、金正日総書記が今年最優先の内政課題としている国民生活の向上に関連し、食糧事情の厳しさに触れた発言を引用した。
時期は不明だが、現地指導での発言とみられる。食糧難解決の必要性を指摘した金総書記の発言が紹介されるのは異例。
金総書記はまた「私の仕事は、この世で最も立派なわが人民に白米を食べさせ、小麦粉で焼いたパンやめん類を十分に食べさせることだ」と述べ「人民に1日も早く、より多くの幸福を抱かせねばならない」などと呼び掛けた。
このほか論評は「われわれには銃弾も砂糖も必要だ」と指摘した。従来は「砂糖がなくても生きていけるが、銃弾は必要だ」として軍事優先の「先軍政治」を強調しており、今年は国民生活向上が切実な課題となっていることをうかがわせた。
(2010年2月 1日)
4月9日、北朝鮮の最高人民会議に出席した金正日総書記の様子を伝える映像(共同)
朝鮮中央テレビが放映した北朝鮮から発射されるミサイル(AP=共同)
試験通信衛星「光明星2号」の打ち上げ成功を祝い、約10万人が集まった平壌市民大会=4月8日、平壌市内の金日成広場(共同)