【ワシントン25日共同】米国防総省のモレル報道官は25日の記者会見で、オバマ大統領が近く発表するイラク米軍撤退計画に従って戦闘部隊が撤退した後も、数万人規模の「残留部隊」が駐留を続け、限定的な戦闘任務に従事することもあり得るとの認識を示した。
米メディアは撤退計画は27日にも発表される見通しで、残留兵力は3万-5万に上ると報道。オバマ氏が選挙公約で「就任から16カ月以内」としてきた撤退期限は、現地司令官らの慎重論を受け19カ月以内に後退する可能性が強まっている。
オバマ氏は公約で「戦闘部隊の全面撤退」を約束したが、残留兵力の規模については明言を避けてきた。これまで残留部隊の任務については(1)イラク国軍の訓練(2)大使館や米外交官らの警護-が主体とされてきたが、モレル氏は会見で「3種類の任務がある」と説明。イラク軍と共同で行う場合など、限定的なテロ掃討作戦にも参加するとの方針を明らかにした。
規模については過去のゲーツ国防長官の発言を確認する形で「数万人」と述べた。
(2009年2月26日)
1月20日、ワシントンでの就任式で演説に臨むオバマ米新大統領(AP=共同)
1月20日、ワシントンでの就任式後、就任証書にサインするオバマ米新大統領(ロイター=共同)
1月20日、ワシントンでの就任式で宣誓を終え、娘のサーシャちゃん(中央)から祝福を受けるオバマ米新大統領(AP=共同)