岩手・宮城内陸地震(ニュース特集)

荒砥沢ダム、水抜き調査へ 大規模地滑りで土砂流入

岩手・宮城内陸地震で、大規模な地滑りのため大量の土砂が流入した宮城県栗原市の荒砥沢ダムについて、農林水産省や県などは4日までに、ダムの水を抜いて、ダム本体の被害や土砂流入の影響を調査する方針を決めた。

荒砥沢ダムは土砂流入で上昇した水位を下げるため、既に放流を実施しているが、新たな土砂流入の恐れもあり、水を抜くことにした。被害を確認した上で復旧方法を検討する。

ダムの水が農業用水などに利用されていることを配慮し、9月中旬ごろに水を抜き終わるよう関係者と調整しているという。

荒砥沢ダムは、土砂流入で有効貯水量(1351万トン)の約1割強が失われたほか、ダム本体が変形し、約20センチ沈下するなどの被害が出ている。

国土交通省などによると、被害状況確認のためダムの水を空にするのは珍しい。2004年の新潟県中越地震の際、同県小千谷市の太田ダムなどで行われた。

(2008年7月 4日)


■ヘッドライン

>> ニュース一覧

PHOTO

    土砂で埋まった車

    地震による土砂崩れで埋まった車=6月14日午前11時45分、宮城県栗原市で共同通信社ヘリから

    陥没した奥州市の道路

    地震で陥没した岩手県奥州市胆沢区の道路=6月14日午前11時43分

    乗客に説明する駅員

    地震の影響で列車が不通となり、乗客らに事情を説明する駅員=14日午前9時30分、JR仙台駅

このページの先頭へ戻る