岩手・宮城内陸地震(ニュース特集)

食器散乱、片付け終わらず 深刻な屋内被害明らかに

岩手・宮城内陸地震で、避難住民らによる一時帰宅が28日までに本格化、建物内部の深刻な被害が明らかになってきた。ガラスや食器の散乱、家具の転倒、腐臭…。片付けに追われながら今後の生活再建を模索する日々が続いている。

「もう店は駄目だ」。宮城県栗原市花山の小川原地区。飲食店経営鈴木由美子さん(62)は食堂をのみ込んだ土砂崩れの前で立ち尽くし、あきらめたように語った。厨房も倒木に覆われ、真っ暗な中で足元にはガラスや食器の破片が散乱。自宅から通い、無事だったキムチづくりの道具などを運び出している。「キムチづくりだけは何とか続けたい」と鈴木さん。「この土砂は自分で取り除かないといけないのか。市はもっと個人の被害や生活の問題にも対応してほしい」と訴える。

集落が孤立し、約40世帯の避難が続く耕英地区。27日、一時帰宅が認められた会社員谷津司一さん(61)は割れた窓ガラスや食器などの片付けに追われた。「家の中はぐちゃぐちゃ。もっと滞在時間がほしい」とこぼした。

(2008年6月28日)


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    土砂で埋まった車

    地震による土砂崩れで埋まった車=6月14日午前11時45分、宮城県栗原市で共同通信社ヘリから

    陥没した奥州市の道路

    地震で陥没した岩手県奥州市胆沢区の道路=6月14日午前11時43分

    乗客に説明する駅員

    地震の影響で列車が不通となり、乗客らに事情を説明する駅員=14日午前9時30分、JR仙台駅

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