口蹄疫問題

口蹄疫問題(ニュース特集)

舌に症状の牛、口蹄疫陰性 一時中止の競り、日程変更

 口蹄疫の終息宣言が出た宮崎県で、舌の粘膜がはがれるなどの症状がある牛が見つかった問題で、動物衛生研究所の関連施設(東京)が実施した遺伝子検査の結果が陰性となり、感染していないことが2日夜、判明した。農林水産省と県が明らかにした。

 症状がある牛が見つかったため、2日に開催予定だった都城市の家畜市場の競りと、2~5日に予定していた小林市の子牛の競りがいったん中止となった。検査結果を受け、小林市の競りは3日から開かれる。都城市の競りも後日開く。

 県によると、1日午前11時半ごろ、牛約400頭を飼育するえびの市の肥育農場のかかりつけ獣医師が、都城家畜保健衛生所に通報した。水疱など口蹄疫の典型的な症状はみられず、農水省の篠原孝副大臣は2日昼の記者会見で「写真を見る限り、可能性は低い」と述べていた。

(2010年9月 2日)


■用語解説

 口蹄疫 牛や豚、羊などがかかるウイルス性の家畜感染症。人には感染しないが、ウイルスが衣服や靴底、車のタイヤなどに付着して運ばれ、家畜への感染を広げる可能性がある。まん延防止のためには家畜の移動制限のほか、車の消毒の徹底などが求められる。宮崎県が非常事態宣言でイベントの延期 や、発生地域・周辺地域の住民に外出自粛を呼び掛けたのは、人の動きを介した拡大を防ぐ狙いがある。

 口蹄疫ワクチン 口蹄疫の感染力は非常に強いが、ワクチンを接種すればウイルスの体外への排出を抑制し、感染の拡大を抑えることができる。農林水産省は、日本や韓国などアジアで流行 しているタイプに効果のあるワクチンは国内に70万回分の備蓄があるとしている。ただ、感染を完全に予防するものではない上、接種によって症状が弱まるこ とで、感染発覚が遅れるという指摘もある。


■ヘッドライン

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     感染被害が拡大している口蹄疫の問題で、非常事態を宣言する宮崎県の東国原英夫知事=18日午前、宮崎県庁

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     宮崎県で感染が拡大している口蹄疫で、役場の入り口で行われている車の消毒作業=18日夕、宮崎県川南町

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