口蹄疫問題

口蹄疫問題(ニュース特集)

宮崎、半年ぶりに軽トラ市再開 130台集結、口蹄疫終息

 半年ぶりに開催され大勢の買い物客らでにぎわう「トロントロン軽トラ市」=26日午前、宮崎県川南町

 口蹄疫終息を受け、すべての牛や豚が殺処分されるなど被害が大きかった宮崎県川南町で26日、名物の朝市「トロントロン軽トラ市」が半年ぶりに開かれた。商店街にずらりと並んだ約130台の軽トラックや軽ワゴン車の“店舗”は、地元産の野菜や日用品などを求める県内外の買い物客らでにぎわった。

 同町の農家川越美津江さん(47)はバジルやナスなど収穫したばかりの野菜を販売。「久しぶりでうれしい。口蹄疫で大変だったから、みんなに元気になってもらえれば」と笑顔を見せた。

 川南町商工会のアドバイスを受け、今年3月から軽トラ市を始めた愛知県新城市の1台も参加。高田孝典新城市商工会事務局長は「復活のお祝いと激励をしたくて駆けつけた」と話した。

 家族で買い物に来た同県西都市の主婦藪押麻美さん(29)は「ここでは新鮮な果物や野菜を買える。今日は伊勢エビが目当て」と声を弾ませた。

 軽トラ市は川南町商工会の呼び掛けで2006年から毎月第4日曜日に開かれていたが、口蹄疫の影響で4月からストップしていた。

(2010年9月26日)


■用語解説

 口蹄疫 牛や豚、羊などがかかるウイルス性の家畜感染症。人には感染しないが、ウイルスが衣服や靴底、車のタイヤなどに付着して運ばれ、家畜への感染を広げる可能性がある。まん延防止のためには家畜の移動制限のほか、車の消毒の徹底などが求められる。宮崎県が非常事態宣言でイベントの延期 や、発生地域・周辺地域の住民に外出自粛を呼び掛けたのは、人の動きを介した拡大を防ぐ狙いがある。

 口蹄疫ワクチン 口蹄疫の感染力は非常に強いが、ワクチンを接種すればウイルスの体外への排出を抑制し、感染の拡大を抑えることができる。農林水産省は、日本や韓国などアジアで流行 しているタイプに効果のあるワクチンは国内に70万回分の備蓄があるとしている。ただ、感染を完全に予防するものではない上、接種によって症状が弱まるこ とで、感染発覚が遅れるという指摘もある。


■ヘッドライン

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     感染被害が拡大している口蹄疫の問題で、非常事態を宣言する宮崎県の東国原英夫知事=18日午前、宮崎県庁

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     宮崎県で感染が拡大している口蹄疫で、役場の入り口で行われている車の消毒作業=18日夕、宮崎県川南町

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