■「侍ジャパン」WBC2連覇達成 ライバル韓国に5−3
【ロサンゼルス23日共同】「侍ジャパン」が大会2連覇を達成した。野球の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は23日、ロサンゼルスのドジャースタジアムに満員の5万4846人の観客を集めて行われた決勝で、延長10回にイチロー外野手(マリナーズ)が2点適時打を放ち、北京五輪金メダルの韓国を5−3で振り切った。

10回日本2死二、三塁、イチローが中前に勝ち越しの2点打を放つ。投手林昌勇=ドジャースタジアム(共同)
日本は3回、日本から今大会2勝を挙げている韓国先発の奉重根投手から小笠原道大内野手(巨人)の適時打で1点を先制。安定感抜群の投球を見せていた先発の岩隈久志投手(楽天)が5回、秋信守外野手(インディアンス)にソロ本塁打を浴びたが、日本は7回に中島裕之内野手(西武)の適時打で勝ち越し、8回には岩村明憲内野手(レイズ)の犠飛でリードを広げた。

韓国との決勝戦に先発した岩隈=ドジャースタジアム(共同)
8、9回に韓国に1点ずつ奪われ3−3で延長戦になったが、10回にイチローのこの日4本目のヒットで2点を挙げ、その裏をダルビッシュ有投手(日本ハム)が苦しみながらもしのいだ。韓国とは今大会5度目の顔合わせで、3勝2敗と勝ち越した。
最優秀選手(MVP)には3勝を挙げた松坂大輔投手が、第1回に続いて選ばれた。
日本は5日に東京ドームで開幕した1次ラウンドA組を2位で通過。米カリフォルニア州サンディエゴでの2次ラウンド1組は1位で突破し、準決勝では米大リーグのスター選手で固めた米国を9−4で下していた。
優勝した日本は賞金270万ドル(約2億6000万円)を獲得した。
▽決勝
日 本 001 000 110 2−5
韓 国 000 010 011 0−3
(日)岩隈、杉内、ダルビッシュ
−城島
(韓)奉重根、鄭現旭、柳賢振、
林昌勇−朴勍完、姜☆鎬
▽本塁打 秋信守(韓)
(注)☆は王ヘンに民
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前回大会と大きく違うのは1次、2次ラウンドに「ダブルエリミネーション」と呼ばれる、敗者復活のある変則トーナメント方式が採用されたことだろう。
第1回大会ではリーグ戦で行われていた。勝敗が三つどもえになった際に、球場で見ているファンに順位決定が分かりにくいことが難点だった。
実際に第1回大会では2次リーグで日本、米国、メキシコが1勝2敗で並び、失点率での争いとなった例がある。その点で今回は、勝ち上がり段階で2敗したチームが敗退する「ノックアウト方式」で分かりやすい。
その半面、試合の組み合わせや日程が直前まで決まらない、という欠点がある。先発投手の調整などで難しい面も出てくるかもしれない。新制度がどのような影響を及ぼすのかにも注目だ。